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2025 年 4 月 16 日
Appleは環境に関する取り組みの進捗を発表し、世界規模の温室効果ガス排出量を60パーセント以上削減しました
アースデイを前に、Appleは排出量の削減やクリーンエネルギー、再生素材における新たなマイルストーンを達成します
5月16日まで特別なキャンペーンを実施し、お客様に直営店でのデバイスのリサイクルを提案します
5月16日まで特別なキャンペーンを実施し、お客様に直営店でのデバイスのリサイクルを提案します
Appleは本日、2015年のレベルと比較して、世界規模の温室効果ガス排出量を60パーセント以上削減したことを発表しました。これは、今後5年間でApple全体のカーボンフットプリントをカーボンニュートラルにするという目標であるApple 2030の一環です。Appleは、すべてのマグネットに99パーセント再生希土類元素を使用することや、すべてのApple製バッテリーで99パーセント再生コバルトを使用することなど、ほかにもいくつかの重要な環境に関するマイルストーンを達成しています1。これらを含む進捗状況については、本日公開された今年の環境進捗報告書(英語PDF)をご覧ください。
「私たちのビジネスのあらゆる部分に関わるApple 2030に向けて前進していることを非常に誇りに思います。現在、私たちはこれまで以上に、より多くのクリーンエネルギーと再生素材を使用して製品を作り、世界中で水資源を大切にし、無駄を防ぎ、自然に対して大きな投資を行っています。2030年が近づくにつれて、この取り組みにさらに力を入れています。イノベーション、連携、そして緊急性を持って、この課題に対処しているところです」と、Appleの環境・政策・社会イニシアティブ担当バイスプレジデント、リサ・ジャクソンは述べています。
Appleの2030年に向けた戦略では、残りの排出量を相殺するために質の高いカーボンクレジットを使用する前に、温室効果ガス排出量を、基準となる2015年と比較して75パーセント削減することを優先しています。昨年は、サプライチェーンの再生可能電力への継続的な移行や、より多くの再生素材を利用した製品設計などを含む、カーボンフットプリント削減に対するAppleの包括的な取り組みにより、推定4,100万トンの温室効果ガス排出を回避しました。
Appleでは、社内のチームやパートナー、世界中のお客様とともにアースデイを祝い、その一環として、リサイクルのためにデバイスを持ち込むユーザーのために特別なキャンペーンを実施します。環境に関する取り組みにおけるAppleの前進を以下にご紹介します。
Appleのサプライチェーンにおけるクリーンエネルギーの推進
現在、Appleのグローバルサプライチェーンでは、17.8ギガワットの再生可能電力が常に利用可能になっています。これは、2030年までにApple製品の製造を100パーセント再生可能エネルギーに移行するために、Appleとサプライヤーが長年にわたって連携してきた成果です。Appleのサプライヤーが調達した再生可能エネルギーにより、2024年には2,180万トンの温室効果ガスの排出を回避し、これは前年より17パーセント以上増加しています。さらに、サプライヤーは、Appleとともにエネルギー効率の最適化に取り組んだことで、昨年の温室効果ガスの排出を約200万トン回避しました。
よりクリーンな半導体製造を推進
サプライヤーのクリーンエネルギーへの移行に加えて、Appleは、サプライチェーン全体で産業プロセスが気候に与える直接的な影響を削減することにも取り組んでいます。これには、半導体とフラットパネルディスプレイの製造も含まれており、どちらも非常に強いフッ素系温室効果ガス(F-GHG)を排出します。本日、Appleは、半導体を直接納入するサプライヤーのうち26社が、Apple製品を製造する施設で2030年までに少なくとも90パーセントのF-GHGの削減を確約していることを発表しました。これらの施設の多くは、ほかの顧客にもサービスを提供しているため、このような前進はApple以外にも波及します。さらに、Appleにディスプレイを直接納入するサプライヤーの100パーセントが同様の確約をしています。2024年、ディスプレイと半導体のサプライヤーは840万トンの温室効果ガスの排出を回避し、この新たな取り組みにより今後数年間、このような前進が加速します。
再生素材と再生可能素材の利用を拡大
Appleは、製品全体でさらに多くの再生素材と再生可能素材の利用を継続していきます。それにより、品質や性能に妥協することなく、カーボンフットプリントを削減できます。今年初頭には、Appleはすべてのマグネットに100パーセント再生希土類元素を使用する、およびすべてのApple製バッテリーに100パーセント再生コバルトを使用するという2025年の目標に向かって、99パーセント以上を達成しています。Apple製品全体で希土類元素が圧倒的に多く使われているのはマグネットであり、Appleのコバルトの総使用量のうち、97パーセント以上をApple製バッテリーが占めています。Appleは再生鉱物と原料鉱物の両方を責任を持って調達し、サプライチェーン全体で人権と環境について高い基準を設けることを推進しています。
数百万トンの廃棄物をなくす
2024年、Appleの廃棄物ゼロプログラムに参加しているサプライヤーは、約60万トンの廃棄物を埋め立て施設に送らずにすみました。2015年にこのプログラムが開始してから、そのような廃棄物は合計で360万トンになり、これは450万平米の埋立地をなくすことに匹敵します。再生可能な保護フィルムや再利用可能なトレイを製造工程に導入することから、プリント回路基板の製造中に生じた廃液から貴重な金属を回収することまで、Appleとそのサプライヤーはイノベーションを続け、前進を加速させます。
製品による排出量を削減するためのイノベーション
Appleの環境に関する取り組みの前進は、引き続き製品にも表れています。今年はすでに、全体の55パーセント以上に再生素材を使用して作られた新しいMacBook Airを発表しました。これはすべてのApple製品の中で最も多い割合です。昨年、Appleは新しいMac miniで初のカーボンニュートラルなMacを発表しました。お客様は、あらゆる素材のすべてのApple Watchでカーボンニュートラルのオプションを選択できます。Appleのカーボンニュートラル製品は、残りの少量の排出量を相殺するために、自然に根ざしたプロジェクトによる質の高いカーボンクレジットを使用する前に、素材、電力、輸送という3大排出源における炭素の排出量を大幅に削減するというイノベーションの成果です。
毎年、何十億ガロンもの水を節約
2013年にSupplier Clean Water Programを開始して以来、Appleとそのサプライヤーは900億ガロン以上のきれいな水を節約してきました。このプログラムは、世界中の施設で水の再利用や節水、その他の取り組みを促すものです。参加サプライヤーの昨年の平均再利用率は42パーセントで、2024年だけで140億ガロンのきれいな水を節約しています。Appleは企業活動全体において、水ストレスが高い事業所での使用に対し、2030年までにきれいな水を100パーセント供給するという目標を設定しています。Appleは現在、長期にわたるパートナーシップに取り組み、この目標の40パーセント以上を達成しています。これには、米国、インド、アフリカにおける新規および進行中の供給プロジェクトの支援が含まれ、これらを合わせて、今後20年間にわたり、90億ガロン近い水を供給する予定です。
Appleと一緒にアースデイを祝う
アースデイを記念して、重要な素材の再生に協力することから、地球を称えるコンテンツを楽しむことまで、Appleはお客様やユーザーが地球を守るために学び、行動する方法をいくつか用意しています。
世界中のApple Store直営店で利用可能なApple Trade Inや無料のリサイクルプログラムを通じて、お客様は使わなくなったApple製品を持ち込み、下取り額を受け取ったり、責任を持ってリサイクルしたりできます。本日より5月16日まで、お客様が直営店で対象となるアイテムをリサイクルすると、Apple製アクセサリを10パーセント割引でご購入いただけます2。
4月22日には、屋外に出てアクティブに過ごすことを促すために、Apple Watchのユーザーは30分以上のワークアウトをするとアースデイを記念した限定版バッジを獲得できます。Apple Fitness+は、いつでも、どこでも、屋外でもできる何千ものワークアウトと瞑想を提供します。4月21日には、アースデイを祝う新しい「ウォーキングの時間」エピソードに俳優で環境擁護者のシェイリーン・ウッドリーが登場するほか、ユーザーはFitness+トレーナーと一緒に、タホ湖、ザイオン国立公園、ハワイのコナ、イエローストーン国立公園を駆け抜ける「ランニングの時間」のエピソードを見つけることができます。また、Fitness+トレーナーのジェシカ・スカイによるオーシャンブレスの瞑想も楽しめます。
Apple TVアプリの「私たちの手で変わる未来」では、地球を称える映画やテレビ番組も楽しめます。このページでは、ファミリー向けのおすすめやチェンジメーカーの肖像、「ヘニョ 最後の海女たち」のような思わず圧倒されるApple Original作品などを紹介しています。 今年のアースデイに、Apple TV+は「ジェーン」「スティルウォーター」「アースサウンド」「カラーで見る夜の世界」「小さな世界」「太古の地球から〜よみがえる恐竜たち〜」「動物たちの秘密の生態」「ほら、ここにいるよ:このちきゅうでくらすためのメモ」など、受賞歴のあるオリジナルシリーズや特別番組、短編映画を通じて地球の不思議に焦点を当てます。
ヒントアプリの新しいアースデイ向けコレクションを通じて、写真アプリで植物の種類を特定したり、屋外での移動向けにマップをカスタマイズしてダウンロードしたり、家庭で電力を節約したりする方法など、iPhoneでできる地球に優しい行動について学ぶことができます。
Appleの環境のための取り組みについて詳しくは、apple.com/jp/environmentをご覧ください。
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- 再生素材はISO 14021に準拠する規格の認定を受けています。コバルトに関する数値は、マスバランス方式による割り当てにもとづきます。
- 2025年4月16日から2025年5月16日の期間に、対象となるデバイスをリサイクルし、同じ取引で新しい対象となるアクセサリを購入するお客様が利用できます。Apple Store直営店限定です。このほかにも制限が適用されます。キャンペーンの利用規約全文は、apple.com/jp/shop/trade-inでご覧ください。